日米中のあれこれ

日本・アメリカ・中国についての雑談

北京の空気汚染はどれ程深刻?

皆さんもご存知の通り、中国の空気汚染は年々悪化の一途を辿っています。

下の写真は天気のいい時の写真で、空気がきれいな写真の方が珍しいかと思い投稿しました。基本的に風が強い日は空気がきれいな気がします。なので冬場は超寒くて空気がいいか普通の寒さで空気が汚いかのトレードオフが発生します。

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PM2.5について

去年私が訪れた時にはたまたま中国の東北のある地域でPM2.5が歴代最高を記録しました。

その数値はなんと1400

PM2.5は日本人には馴染みがないかもしれませんが大雑把に言うと空気の汚染度を表す指数で高ければ高いほど悪いです。

日本では2012年ごろに一度西日本の方でPM2.5の数値が30に達し、大騒ぎしていたのを北京から見ていたのを覚えています。

ちなみに中国の定める基準では確かPM2.5が100以下なら安全値でした。

私が経験した中で一番ひどかったのは500で外一面真っ白でした。ググればそれ相応の画像はいくらでもあります。

北京に行く前は空気汚染のことは知らなくて初めの頃は霧だと思っていました。でも友達にそれを言ったら笑われて恥ずかしい思いをしたのを覚えています。

空気汚染の原因

空気汚染の原因としてよく言われているのが石炭による暖房です。中国の北部では冬になると基本的にどの世帯にも暖房が行き渡ります。国土を考えると数十年間膨大な量の石炭を燃やしているのは想像に容易いことでしょう。

それに加えて大都市では車による排気ガスが原因であるとも言われています。北京では政府が車を制限するために車体ナンバーの下一桁によって運転を禁止する対策を取っています。それでも渋滞は日常茶飯事で移動は東京ほど便利ではありません。

地下鉄の普及

それでも公共交通は急速に普及していて、1999年には2本しかなかった地下鉄が今では17本程にまでなりました。公共バスも都市を横断するものがたくさんあり、何より運賃が日本に比べられないほど安いです。100円あれば基本どこでも片道で行けます