中国の高速鉄道と日本の新幹線
今日は近年急速に建設が進んでいる中国の高速鉄道について話します。
高速鉄道は用は新幹線とほぼ一緒で都市間の移動に使います。一時期、中国が日本の技術を中国が開発したものだと主張したことに対して日本が異議を唱えていましたがありえなくはないですね。
まあ政治的な話はさて置き、この高速鉄道はとても便利で、旅行に行く際には下手したら飛行機よりも速く移動できる場合もあります。
座席のタイプは基本的に2種類あり、「1等座」と「2等座」です。簡単に言うと日本のグリーン車かそうでないかですね。正直少し座席が快適になっただけです。
北京と上海間の本数は一番頻繁で、価格は2等席が大体片道1万円くらいです。実際飛行機の値段はそれより少し安めですが時間が極端に悪かったり、空港までの移動時間と待機時間も含めると高速鉄道の方が早かったりします。
高速鉄道も2種類あり、大都市しか止まらないものを一般的に「高鉄」と言い、少し小さめの都市も止まる高速鉄道は動く車と書いて「動車」と呼ばれます。外見に違いはないと思われます。
高速鉄道に対して昔から馴染みのある列車に「火車」というものがあります。これは高速鉄道ができる前までは庶民の長距離移動の手段でしたが今は飛行機か高速鉄道を使う方がよっぽど楽です。それでも夜行列車みたいにベットがあるので一晩寝たら目的地についているという利点もあります。
座席は3種類ありここではそのうちの2つを紹介します。
2段ベットタイプの「软卧」は一番環境が良く快適に長距離移動を楽しめます。
日本人には一番オススメです。ドアも付いていて、プライバシーも多少はあります。上級階層の人も利用するので安全面では一番安心です。
それに対して3段ベットタイプ「硬卧」はドアはなく、ベットの幅も高さも狭目です。中級階層以下の人が多いのでモラルに欠ける人もたまに見かけます。
あと3つ目のタイプに「硬座」があるのですが、これはオススメしません。下級階層の人たちが使うのが一般的で日本人は行くべきではないと思います。
この「火車」はとても遅く、北京から成都で40時間はかかります。いい経験にはなると思うので一度挑戦してみるといいかもしれません。