日米中のあれこれ

日本・アメリカ・中国についての雑談

中国北京にある清華大学への交換留学

前回はアメリカについて書いたので今回は中国について書きます。
私は大学2年の秋から1年間中国のトップ大学である清華大学へ交換留学する機会に恵まれ、今回はその貴重な経験について少し話したいと思います。
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留学準備

私が通っていた某都内私立大学では交換留学が盛んで、特に英語圏への交換留学は競争が激しかったです。しかし、中国の大学に交換留学を希望する者はほとんど居らず、北京大学に並ぶ中国のトップ大学への交換留学の切符を手に入れることができました。交換留学は大体留学の1年前に申請します。必要だった書類としては主に以下が挙げられます(細かい書類を除く)。

  • 成績表(私の大学では申請時にGPA2.8以上が必要)
  • 留学理由書(日本語と中国語)
  • 語学能力を証明する書類(私の場合テストを受ける時間がなかったので大学の語学講師に推薦状を頂きました)

大学寮

まず、日本の大学と違う所として大学の規模が挙げられます。学生は基本的に学内の寮に住み、留学生は今はわかりませんが当時は1日80元、当時のレートで1000円程度でした。日本によくある1Kぐらいの広さでトイレとシャワールームが一体でした(もちろんお風呂はありません)。日本と比べたら少しクオリティは劣りますが、留学生ではない本学生(普通の中国人学生)が四人部屋に住んでいることを考えると全然良い環境だったのかなと思います。ちなみに四人部屋でも中国の大学の中では環境の良い方で、もっとレベルの低い大学だと八人部屋とかになるらしいです。

学食

学食は個人的にはとても満足でした。他の日本人の友達は人によって意見は分かれましたが、清華大学の学食は有名で外からよく会社員が来る食堂もあります。「も」と言ったのには理由があり、具体的な数字は忘れましたが学内に十数もの食堂があり、中には4階建ての千人は収容できるであろう食堂もあります。
聞くところによると、清華大学の学食は政府からの補助があり、価格は物凄く安価でした。100円あれば基本的にお腹いっぱいになります(外食はこんなには安くないです)。
下の写真は私が一番好きだった「麻辣香锅」です。基本的に具材はなんでもオッケーで辛めの香辛料と一緒に炒めてあります。お皿はお粗末ですがそこは中国ですので慣れないといけません。
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校内

広大な敷地を持つ清華大学は私が通った大学の軽く数十倍はあるであろう広さを持っていました。校内では自転車での移動が必須で電動バイクも多く見かけました。この電動バイクはとても便利で、免許がいらないのですが、それがまた問題で、交通渋滞の元の一つでもあります。電池を何度も盗まれた友達もいました。基本的に校内には食堂はもちろんのこと、スーパー、病院、公園などもあるので外に出なくても暮らせなくはない環境は整っていました(出たいかどうかは別の話として)。下の写真は校内で見つけた正真正銘の「フェイスブック」です。
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まだまだ話せることはいくらでもありますが今日はこの辺にしておきます。